2021/9/23 日記

今日は海を見ました。あとパフェも食べた。緑も見た。つまりいい日です。

海は潮風もさることながら、波間をいつまでも見ていられるので好きです。常に動いて変わっているからボーっと見てても面白いんだよね。すごいな~。この類だと、焚火と昔のスクリーンセーバーの模様(赤と緑と青と黒の図形がくみ合わさったり離れたりするやつ)を思い出す。海辺は夜景がきれいでした。波が無数のビルの光に照らされて幻想的でした。自分のオフィスの光が届いてるかもと思うと、ロマンチックは吹き飛ぶが。

晩夏の海が理想的じゃない?。外に出て眺めるのも然り、感傷面も然り。正直冬の夜一人で来てたら色々と追い詰まるかもしれないと思ってぞっとしました。でもどうにもならない関係を縮めたり、爆発させるにはいいスポットかもしれないです、冬の海。夕方、岸に戻ってくる船のモーター音、汽笛の音なんかも新鮮でした。

 観光船を眺めていて、好きな友人が、「船に乗ってる人たち、手を振ってる」って言って、手を振り返していたので私も習って手を振りました。それが目からうろこだったというか。これまで、観光船に乗っている人に手を振るとかしてこなかったので、知らない人達を祝福するとか送り出すってこんなに晴れがましいことだと知らなかった。一人じゃ絶対手を振り返さないし。

 正直自分が待ってたり、反対に自分を待っている人っていないんじゃないか、今の場所で日々を回していくことが自分の存在意味って思っている(思っていないかもしれない、それを自問自答すると正気で生きていけないので)のですが、多分今後も知らないで居続ける人たちと、お互い「知らない」ながらも手を振りあったり、よい形で呼応できるという可能性が自分にあるというだけで救われたなと。コロナ禍以降、「身内」か「身内じゃない」で分断はより深まっていると思いますが、ここにきてやっと全然知りたがったり、自分の視野の広げ方次第で相手を「人間=世界の身内」だと思って興味関心もてたり、許せたりして行ける気がすると思って嬉しくなりました。新しい学びに救われた秋の良い日でした。(パフェにも救われた、おいしくて)