2021/9/5 日記

※映画「ドライブ・マイ・カー」の感想が含まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は映画(ドライブ・マイ・カー)を観ました。自分は村上春樹の気難しいファンだと思うのですが、そんな私でもいい作品だなと思えるような作品でした。原作をきちんと読んだうえで再構築して、これまでの彼のほかの作品と同じ通奏低音が聞こえてくるような、それでも役者や関わる人がきちんと考えて、気持ちを込めて創られたものなんだなというのがわかる作品です。パンフも内容盛りだくさんで買ってよかった。(ほんとはこの映画見ようよとお誘いいただいてたんですけど、タイミングが悪く申し訳ありませんでした)

 明日からまた仕事だ…。この繰り返しで一年過ぎていくんだろうなと思うと気が狂いそうになりますね。去年は振り返ると結構精神的に浮き沈みがあったなと思うのですが、今年は穏やかな感じできてるので、自分でコントロールできるようになってる?と錯覚しています。(完全に周りの方の協力のおかげ)先の話に戻りますが、映画ではいい意味でも悪い意味でも感情をコントロールできる人と対照的にコントロールが全くできない人が出てきます。観てすぐは、感情をここまで凪で対応できるのはまじでわかんないなと思っていました。(私は直情的です)しかし、今考えてみると、controllableとuncontrolablって表裏一体だなと思いました。態度に出るか出ないかの違いで、傷ついていないということではないっていうことが大事で、それは蓄積されて、別の場所(自分か匿名になれる場所)で同じだけのよどみを出しているっていうことですよね(わかりやすい例だと、道で他人にぶつかってくる人とかその例だと私は思っているのですが)もしくは、無意識に自分自身を傷つけ続けているということもあると思うし。しかし、誰にでも両側面があり、それが本人にとっても矛盾でも嘘でもないというところを認めることが大事…。だからといって独善的になってはいけない!(自戒です)他人と自分の真実のバランスを取ろうとするのを辞めてはいけないですね…。私が惹かれる作品は人格やら思考やらの2面性がテーマになっているものが多いので、無意識にそのバランスの答えを模索しているなと最近気づきました。しかし、できることなら3面くらい保持したい。(そっちのほうがおもしろいし)(真賀田博士が4人格が1つの肉体にあるので、凡人なら2くらいかなと思うけどここは努力の3で)

 

宇宙豆知識

猫のひげは、夜人間が寝た後、UFOと交信するアンテナとなっている。